今週末も雨ですね。
運動会がずーーと順延している園もあるのではないでしょうか。
週明けには台風。
天候に振り回されています。
こんにちは。キャリアコンサルタントの谷口真紀です。
保育士対象キャリアコンサルタントとして経験を積ませていただき、
改めて保育士の給料が安すぎる件について考えました。
私は保育士資格はもっていません。
あくまで、「保育士」の仕事をみて、先生方のお話を聞いて、感じたことです。
そして、プロフェッショナルの「保育士」には、こうあってほしいと
私が願うことでもあります。
【保育のプロとは】
1.集団としての子どもをまとめつつ、成長段階を見据え
一人ひとりの発達に応じた対応ができること。
2.保護者と一緒にその子を「育てる」気持ちで保育に臨めること。
時に、保護者に対してアドバイスを行うこともできること。
3.子どもが好き!
子どもと一緒に、1日1日を楽しく穏やかに過ごす。
これに徹している保育士ならば、給料はこれからもずっと今のままでいいでしょう。
残念なことに、保育士が国家資格になった今でも、このような姿勢で
保育を行っている保育園が、まだたくさんあるようです。
だから、保育士の給料は今のままで十分といわれるのです。
専門職としての誇りを持つならば、保育士としての責任を背負う覚悟が必要です。
そして、その覚悟がある保育士にとっては、今の給料では、安すぎます。
保育園に子どもを託す母親が、保育園と先生方に求めるのは、
プロの保育士としての仕事です。
子育てを丸投げするのではなく、一緒に子どもを育ててくれる
強力なパートナーである先生です。
園長先生やベテラン主任先生には、このような保育士を「育てる」のも
仕事に含まれていると思います。
私にキャリアコンサルティングを依頼してくださる園の園長先生は、
従業員である先生方にプロフェッショナルの保育士として成長して欲しいという
強い期待を込めています。
「保育のプロを育てる」という方針の園で働いてきた保育士と、
毎日毎日ただ子どものお世話をするだけの保育園で働いてきた保育士さんとでは、
プロフェッショナルとしての覚悟に違いがあるのは当然です。
今の保育園行政に求めることというと、この、保育のプロとなる
覚悟を持つ人とそうでない人の違いが、給料の差となるようなシステムがあれば、
もっとやる気のある保育士さんが報われるのに、と思います。