こんにちは。キャリアコンサルタントの谷口真紀です。
保育士・保育教諭のキャリアデザインについて、研修などで良く話す内容を
少しずつブログに書いています。
「キャリア」の定義は、仕事だけでなく、人生全体です。
キャリア理論の学者、ドナルド・E・スーパーの
「ライフ・キャリアレインボー」の図は、とてもシンプルで分かりやすいので
よく研修で引用させていただいています。
ネットで検索すればきれいな図はあちこちに掲載されていますが、
どれも著作権があるものだと思いますので、自分の研修で使うものに
関しては頑張って作っています(;^_^A
細かい部分は見なかったことにしてください。
スーパーは、キャリアを7つの役割(ライフロール)に分けました。
子ども・学生・余暇を楽しむ人・市民・職業人・配偶者・家庭人(親)
です。
人生100年時代、それぞれのステージも変わってきていますし、
それぞれの役割における年齢の幅も広がりつつあります。
キャリアにおける「職業人」の閉める割合は、一部でしかないことがこの図から分かります。
それ以外も含めて、「キャリア」なのです。
30前後から50前後にかけては、ほとんどすべてのライフロール(役割)が
重なる時期なので、時間が無い、忙しい、というのが一目瞭然ですね。
どこに重きを置くか、どんな人生を描きたいかを
ある程度自分で「デザイン」しておくことで、
人生で一番忙しく、充実している期間の過ごし方が変わってきます。
保育園で活躍する正職員の保育士は、年代別でみると20代が最も多いです。
子どもが好きというだけあって、自分の子育ても、となると
正職員よりパートや、一回退職するという選択をする方も多いのでしょう。
一回正職員を辞めても、求人がたくさんあるという強みをいかして
また再就職できる。
その選択ができることも、この職種の大きな強みですね。
すべての役割に100点をとることを意識したら、いっぱいいっぱいになってしまいます。
その時々で優先順位をつけて、選択していくことが
「キャリアデザイン」のポイントです。
キャリアデザインは、転機のたびに描きなおすことをお勧めします。
キャリアデザインは一人ではできません。
キャリアカウンセラーと一緒にやってみることをお勧めします。
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