今日はすっきりと晴れ渡りましたね。この季節が、湿度も低く、
一年で一番過ごしやすいですね。
保育園や幼稚園の先生方も、この1か月はもうてんやわんや。
大変な毎日だと思います。
GWももう目の前です。あと一息。
私が子育て支援の活動を始めたきっかけは、
「安心して子ども預けて仕事をするには、預ける園の情報が少なすぎる」と感じたことでした。
自分の足で情報を集め、それを、自作のホームページに載せていきました。
その活動は少しずつ形を変えましたが「思い」は変わらず、もう14年目に突入。
おかげで、すっかりと園長先生方との信頼も出来上がっていました。
これまではボランティアでの関わりがメインだった先生方に、
私の仕事の部分でお役に立つことができる日がくるのは、望外の喜びです。
前回のブログでは、園長先生方から聞かれる質問
「キャリアコンサルティングって何をするんですか?」について、
私なりにこたえてみました。
今日は2番目の質問について、お答えしたいと思います。
Q.キャリア・コンサルティング/カウンセリングって、何のためにするのですか?
A.職員一人ひとりが、自分の人生を真剣に考え、
自ら行動することを促すのが目的です。
キャリアカウンセリングの広義の目的は、「キャリアの発達を促す」ことです。
キャリアとは人生すべて。では、”人生すべて”の発達って、どういうことでしょうか?
私なりに簡略化して言うと、自分のこれまでの人生や、
今からやろうとしていることに、
「意味付け」をすることだと思います。
自分以外の人間や環境からどんな影響を受けてきたのか、
そして自分がどんな影響を与えてきたか。
今していること、これからやろうとしていることはどんな意味があるのか。
意味なんてなくてもいいのかもしれないけど、後付けであっても、
自分なりに納得できると、自分にOKを出せるようになります。
そうしていくことで、これからの人生は、人から言われたからするのではなく、
自分の意志で選ぶという気持ちを強くしていきます。
自己肯定感を増していくのです。
この結果、キャリアカウンセリングを受けた職員の意識は、変わってきます。
上司からの指示があるから仕事をするというだけでなく、そこに自分の思いも加わってきます。
保育士や幼稚園教諭というキャリアを、自分なりに意味づけることで
次はどうするか、この職場で自分は何ができるのか、
子ども達に、どんな影響を及ぼしたいのか、向き合うようになります。
1回のキャリアコンサルティングでは、自分に向き合う「きっかけ」を
作ることで終わることがほとんどです。
意識を変え、自己肯定感を養っていくには、時間が必要です。
セッションー行動ー振り返りーセッションーーー
私は、最低3か月、3回以上はキャリアコンサルティングを継続してください、
といつもお願いしています。
その結果、職場を去る選択をする人もいるかもしれません。
ですが、その人は社会でもっと活躍し、そのご縁が、また巡り巡ってくる可能性も十分あるのです。
ここまでご理解をいただいた園に、職員対象のキャリアコンサルティングを導入する
支援をさせていただいています。
セルフ・キャリアドック制度は職員一人一人の意識の変化を後押ししてくれる制度です。
ですから、助成金だけを目的とした企業様は、申し訳ありませんがお断りしております。