顧問として関わらせていただいている某保育園様。
職員が増えてきて、園長先生の意図が新人まで浸透しているかどうか、
疑問に思うことが最近立て続けにありました。
先生の「思い」を伝えるのは、「言葉」だけです。
園のパンフレットにも書いてあるし、折に触れて先生は伝えている。
でも、解釈は人それぞれだったり、難しすぎて理解できなかったり。
今までは、あえて「園長研修」の時間を設けなくても、
気持ちが分かりあうぐらいの規模だった園だけに、これはいわゆる
「Growing Pain(成長痛)」。
組織が生き続けるために、必ず通らなければならないポイントです。
大ベストセラー「サピエンス全史」によると、
「神話」という虚構を信じることで、複数の人間がまとまって動くようになり、
部族、国家を作ってきた。
虚構以外に人をまとめることができるものはない。
神話とは、企業でいうところのビジョン。
200万年前に人類が生まれ、7万年前に認知革命がおこり知性を身に付けてから
これは人類の普遍の特性。
10人足らずのチームであっても、全員が同じものを信じていなければ、
まとまることはできないことを、歴史は証明しているのです。
今回、貴重な貴重な日曜日に全職員に集まってもらう時間を設けることにした園長先生。
先生の言葉を伝えるだけでは、全員にビジョンが浸透しないことはもうわかっています。
そこで、私がお手伝いさせていただくことになりました。
園長先生は保育のプロ、私は研修のプロ。
年に1回あるかないかの、貴重な時間に先生のミッションを達成できるように、
何度も打ち合わせを設け、研修プログラムを作り上げていきます。
講師ではなく、ファシリテーターとして。
園長先生と二人で、保育園で働く先生方の人生がより良いものになるために。
このように、研修はほぼすべてオーダーメイドです。
職員の定着や職場風土に課題があると感じたら、お気軽にご連絡ください。