「セルフ・キャリアドック」は1回で終わらない

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厚労省が「セルフ・キャリアドック導入支援サイト」を作成してくれました。

キャリアコンサルティングって何?というところから、なぜ今必要なのか、具体的な導入手順や事例もあって、新規のお客様に対してはわかりやすい内容です。

ただ、従業員20人程度の中小企業には、ここまでお金と時間と手間をかけるのは難しいんじゃないかなと思いました。

この「セルフ・キャリアドック制度」。手続きは大変ですが、「制度導入」を就業規則に追加し、一人につき1回でもキャリアコンサルティングを実施すると、約50万円がもらえるという制度です。

1回だけで、キャリアコンサルティングの本来の目的が達成できるのか??

私のやり方では、難しいです。

私は、常に一人につき3回以上、2~3か月の期間をお願いしています。
私なりにこの回数と期間が必要な理由を説明し、さらに、最後に
園全体の人材に対して園長先生に対してアドバイスをする時間を設けてもらいます。
従業員のキャリコン内容には守秘義務がありますので、もちろん秘密。
園長先生とのセッションでは、先生個人のキャリコンも含め、
業界の現在の動向、地域の保育園・認定子ども園・幼稚園の動向、
そして利用者である子育て世帯のトレンドなど、日頃、
情報収集していることを交えてのコンサルティングを行います。

ほとんどの園長先生にとって、自分の園=自分の人生そのもの でありますので、
先生ご自身のお話を伺っていても結局最後は園の話になることが多いです。

私が関わっている子育て支援の活動は、民間の支援センターだけでなく、市役所の関係部署など、多岐にわたります。おかげで常に情報は最新のものが手に入ります。

このやり方で、いくつかの保育園さんと顧問契約を結んで「顧問キャリコン」として徐々に活動の幅を広げています。

先日、とても嬉しいことがありました。
(※守秘義務があるため、事実と異なる部分も含まれます)
ある若い保育士の先生。私生活も充実し、仕事もまだまだ新米だけど、大きな不満もなく、当面の目標もある方でした。
特に今すぐ相談したいこともない方でしたが、ただ、遠い先の目標といわれると、まだ曖昧だということのみが、課題でした。

初回のキャリコンを実施して約1か月の期間を経て、2回目のキャリコンを行いました。
すると、その先生はこの1か月ずっと、私が前回質問した「〇十年後どうなっていたいか?」を考え続けていたんだそうです。
今まで、頭のどこかには漠然とあったけど、改めて考えたこともなかった。
言葉にしたこともなかった。
だから、2回目の今日はその話がしたい、と、ワクワクする表情で話し始めました。

考えるきっかけが1回目のキャリコンで、それを言葉にして、目標を自分なりに定めるのが2回目であったのだと思います。

この先生は、自分の人生に対して「当事者意識」を持つようになり、以前より主体的に仕事に取り組むようになってきました。

連続したセッションを実施することで、クライアントのこのような変化も一緒に感じて、喜びも分かち合うことがきます。

自分が関わった人や組織が変化していく過程も支援できるのが、「顧問キャリコン」の醍醐味です。

今企業キャリコンとして活動をしている方も、ぜひ、中小企業の顧問キャリコンとして、外から人材を支援するスタイルを検討してみてください。

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