毎日暑い日が続きますね。
こんにちは。キャリアコンサルタントの谷口真紀です。
先日参加したとある会議。
ご年配の男性が過半数を占めていました。
会の終盤、このご時世の流れとして、オンライン併用の会議開催の提案がされました。
ところが、あまりにも大きな反発をくらい、唖然。
顔を突き合わせて議論を戦わせることに意義がある、
なぜ近くにいるのにわざわざ機械を介して会わなければいけないのか、など。
コロナですよ、感染すると危ないですよ、と言っても、ヒートアップは収まらず。
誰のための提案なのか、誰のために子ども達は学校も遊びも制限されているのか、
なぜ、世の中みんな、帰省もせず、自粛してるのか。
当のハイリスクグループ自身が、まったく理解できていない。
呆れるとともに、怒りの気持ちが湧いてきた自分がいました。
なぜ、彼らはこんなに怒っているのだろうか?
その怒りの裏にあるものを推測すると、
未知のものへの不安。
変化する世の中への不安。
自分はもう必要ないと言われることへの、不安と、そして、恐怖。
それが、人への攻撃に姿を変えて現れているのだと、私は思いました。
生身の人間が膝をつきあわせて語り合い、力を合わせて、
大きなプロジェクトに取り組む。
理想的な姿です。私もそうやってきました。
できることなら、またあの充実感を味わいたい。
ですが、それが許されない環境になってしまった。
この事実がどうしても受け入れられず、自分の思いが通らなかったり、
分からないことを提案されたとき、不安が攻撃になって現れたのでしょう。
一方でいくつになっても挑戦をし、変化を受け入れる尊敬する人生の大先輩も、たくさんいます。
何が違うのか。
変化を受け入れる人は、自分以外の誰かのことを思っている人が多いなと思いました。
大事にしたい人や、支援したい人、応援したい人がいて、思いが繋がっていて、
自分のやりたいことの延長線上に、社会がある。
かたや、変化に抵抗する人は、思いが繋がらないような気がしました。
考え方や世界が、自分の中で閉じてしまっている感じ。
本人の思いとは裏腹に、どんどん、離れてしまう気がします。
キャリアカウンセリングの目的の一つは、クライアントが、この「つながり」を意識するように
促すこと。クライアントが、自分の中にあるものの見方や考え方に気づき、
社会や周囲の人への攻撃的な思いや不満が別の形に変わり、
ありたい自分に近づくこと。
ちょっと難しいけど、なんとなーくこんな感じに理解してます。
反面教師とは言いたくないけど、やっぱり、私はいくつになっても
変化を恐れない、変化を楽しむ人でありたいです。