緊急事態宣言が終わり、延期になった研修の仕事がぼちぼちと戻ってきました。
キャリアコンサルタントの谷口真紀です。
思いついた時に書き溜めている保育士・保育教諭のキャリアデザイン論。
今日は、保育業界の求人内容について。
ハローワークなどの公的機関の求人票や学校に提出応募する求人票と、
人材紹介会社に掲載されている求人票では
記載されている項目が少し異なるようです。
私は、応募を考えている方には、いつも求人票のとある欄をみることをお勧めしています。
あくまで私の考えなのではっきりとここで記載できないことが、大変申し訳ないです。
ですが、ネット上の求人には記載されていないことが多い項目です。
そこを見たら、なんとなくですが従業員をどのぐらい大切に思っているか
経営側の従業員に対する考えが分かります。
基本給、諸手当、勤務条件など、求人票の項目は、
採用側からのメッセージです。
「働きやすい職場です」「アットホームな雰囲気です」というフレーズは
あまりアテになりません。
それよりも、求人票に記載されている項目と、
その園の保育方針や実際に力を入れていることを読んで、
そして最後は面接で自分の目で判断した方が、確実です。
まずは紹介会社は使わずに、自分で応募してみることをお勧めします。
その方が、自分が大事にしたい働き方や価値観にあった園を見つけることができます。
紹介会社を利用する場合も、就職活動全般においていえることですが、
自分の言葉で、自分の大事にしたいことや想いを伝えられることが求められます。
これから仕事をする方は、自分の目指すもの、大事にしたいことを。
少しでも経験がある方は、そこから見えてきた自分の思いを。
これができないまま就職してしまうと、「ミスマッチ」になり、
短期間での離職になってしまうことになります。
保育の仕事は目に見える成果が出せるものではありませんが、
だからこそ、自分のこれまでを振り返り、大事にしたいものを
言葉で伝えられるようになることが大切です。