M'sキャリアラボ*キャリアコンサルタント 谷口 真紀 オフィシャルサイト

郷土愛から育まれる自己肯定感

先日、PTAの活動と学習参観で、小学校へ行ってきました。
PTAは、子どもの教育環境の整備を先生方に丸投げしないためと思って、
私は引き受けています。
最初は仕事でもやってるからその延長と思い、「教育研修部」というものを
引き受けました。
ですが、こちらはプロ。それを保護者だから当然のように無償でやれと
言われたら、他のお客様に対して失礼です。
そのため、この部はもうやらないことにしました。
最近は広報部です。
私は左脳人間なのでデザインもできないし、出版なんて携わったこともないけど、
無償のボランティアだと思えば、大丈夫。その方が気楽にできます。
質の高い広報誌なんて、誰も求めてないんです。
だから、本業で出版や編集に携わってる人は、広報部はやめたほうがいいと思います。
よっぽど割り切らないと、無償でやるのが馬鹿らしくなるでしょう。
ちなみに教育研修部というのは、今は消滅しました。
まぁ、当たり前でしょう。家庭数700以上の学校で、
たかだか20人程度のために講演会を設けたり、
研修旅行に行くコスパの悪さに、長年誰も文句言わなかったほうが不思議です
 
私の小学校保護者生活は合計13年の予定です。あと、4年。
我が家は全員学区外への進学を希望していて、上2人はもう電車通学です。
この4年が終わると、本当に地元と縁が切れてしまう気がします。
だから、今できることを精一杯やって、縁があって住むことになったこの地域に、
できるかぎり関わっていたいのです。
私が喜々として小学校に関わることで、子ども達も、きっと小学校のこと、
この地域のことを好きになって、自分の生い立ちにも誇りを持ってくれるでしょう。
これは、生きる力の源の一つだと私は思っています。
未来へと飛び立つ力は、家族の中だけでなく、郷土愛や地元愛からも育まれています。
自分の生い立ちや歩んできた道に誇りを持てない子は、
新たな一歩を踏み出すことに大きな不安を持ちます。
自己肯定感や自信は、自分以外の他者への思いやりや愛からも育まれているのです。
ただ褒めて伸ばすだけでなく、周囲とかかわり、社会の中で肯定的に
自分をとらえることで、新しい世界に飛び込む力が育まれていると私は信じています。
来年もPTA,多分、やります。がんばろう。
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