M'sキャリアラボ*キャリアコンサルタント 谷口 真紀 オフィシャルサイト

ファシリテーターからみたNobody’s Perfectプログラム

台風19号で被災した方々に、心からお見舞い申し上げます。

生活の場は、五感で感じる現実の世界です。
災害の時こそ、半径何メートルのお付き合いが大事になってきます。

地域の子育てママ同士でも、今から繋がりを持っておくことで安心感を得られます。

そんなつながりを作ることができるプログラム。

Nobody’s Perfect プログラム~完璧な親なんていない~

毎年、市原市で開催してきました。
参加者の満足度は毎回ほぼ100%。

今日は、プログラムを進めるファシリテーターの側からみた
Nobody’s Perfect プログラム(以下NPプログラムと略)について、書きたいと思います。

NPプログラムは、子育て中の母親を対象としたグループ学習の場です。

私は「NP-J認定ファシリテーター」という資格を持ち、
NPプログラムを運営していく「進行役」になります。
(※認定機関は、NPO法人こども家庭リソースセンターです)

ファシリテーターも人間ですので、それぞれ、癖や好み、スタイルがあります。

私のスタイルは、

「ファシリテーターも一緒に考える」

何かを「教える」ということは、テキストにお任せしています。
このテキスト、個人的にはもう少し改訂は必要だろうとは思うのですが、
子育てで大事なことは、時代や国を越えて変わらないことも、分かります。
当たり前のことを書いているんですが、NPプログラムの中で
テキストの言葉を借りて伝えると、より深く入ることもあります。

あと、ファシリテーターの役目として意識しているのは、

「選択肢を増やす」

カウンセリングもそうなのですが、たいていの場合モヤモヤとしているのは、
何かに対して意識化できていない理想像があり、そうではない自分や周囲に対して
不満や不安があるためです。

この場合、ものの見方、考え方が、一方向になっているのですが、
これは一人で考えてもなかなか抜け出ることはできない状態です。

ドツボにはまるってやつですね。

そのドツボから抜け出す方法を身に付けるのが、NPプログラムでもあります。

具体的には、

「経験学習サイクル」

を使います。

これは企業研修でも使われているものです。

ものごとや出来事の見方や考え方の多様性を身に付けるには、
大変優秀なツールです。

また、その過程で、参加者同士でお互いに受け入れるとはどういうことかを経験します。

進行役は、わき役です。主役は、参加者の皆さん。

最終的な目標は

「行動促進」

です。

どんな行動でもよいのです。誰かに言われたからではなく、自分の意志で選んだ行動ができるようになること。

こんなママが増えてきたら、きっと、子ども達も自然と自立の道を歩むでしょうね。

NPプログラム、2019年後期、参加者募集中です。

詳しくは前回のブログへ。