M'sキャリアラボ*キャリアコンサルタント 谷口 真紀 オフィシャルサイト

「扶養」という制度の話

緊急事態宣言下のゴールデンウィークも終わり、まだしばらく自粛生活が続きそうですね。
こんにちは。キャリアコンサルタントの谷口真紀です。

私のようにフリーランスのキャリコンは研修講師を兼ねている人も多いです。
この緊急事態宣言で、1年のかき入れ時と言ってもよい新人研修の仕事は
のきなみ流れてしまい、収入激減!
例にもれず、私も同じ状況です。

収入減ったなぁ~とつぶやくと、夫が一言、「扶養に戻る?」
私「絶対いや!」

数年前、本当にやりたいことをやるには収入激減を覚悟してフリーになるしかないと
思い立って、大好きだった職場を辞めました。

その時に会社員である夫の「扶養」に入ることにしました。
実際、収入は激減しており、増える見込みも当分なく、夫の会社は個人事業主でも
収入が少なければ扶養に入れるという規定があったため、甘える気持ちに
うしろめたさもありながら、どんなものかと興味もあり・・・。

結果、2年ほどで扶養は「抜ける」ことになるのですが、抜ける際には、
働けるうちは、二度と扶養には入るまいと心に誓いました。

被扶養家族になったあの2年間は、常に「働くな」と言われているような気がしました。
常に自分は「扶養されている」と意識せざるを得ない現実に、
正直、自尊心まで損なわれそうになりました。

この制度は、間違いなく女性が社会に出て働くことを阻害していると思います。

ただ、この扶養システムを完全になくせない理由もあります。

それは、

子どもを安心して預かる場、「保育園」が足りない

ということです。

子どもが遊び、健全に育つための場。
それがあって初めて、親は働くことができます。

子どもの育つ権利を、遊ぶ権利、学ぶ権利を、いっそう重視して、
3年前、日本は国のシステムを大きく変革しました。

保育園という「箱」は増えました。次は、「意識」を変えていく段階です。

アフターコロナに、大きな変化を私は期待しています。