10月に入ったのに、また夏日ですね。
また夏物を引っ張り出してきました。
こんにちは。キャリアコンサルタントの谷口真紀です。
保育士さんを対象としたキャリアカウンセリング、
少しずつですが導入してくださる園が増えてきて、嬉しい限りです。
(セルフ・キャリアドック制度についてはこちらをご参照ください)
園長先生も私も、ゴールは一緒。
保育士さん達が笑顔でいること。
それが、子ども達にとってベストな環境です。
先生たちも一人ひとり異なります。
この「セルフ・キャリアドック制度」、人によりやり方は様々ですが、
私のスタイルは対象者1人に対して「最低3回、3か月以上」です。
これが、一人一人の先生方の思いを丁寧に聞き取り、園全体の運営をスムーズに、
子ども達にとって良い保育環境を実現するために最低限必要だと考えています。
カウンセラーに必要な資質として、心理学者ロジャーズは「自己一致」という
考えを述べています。
これは、とってもシンプルに私なりの言葉で解釈すると、
クライエントの前でカウンセラー自身が、自分の感情や考えを
歪曲したり隠したりせず、そのままの自分を受け入れている状態を指します。
この状態で、クライアントとのセッションに臨むことではじめてクライアントのよき理解者となりうる
という考えです。
これは、保育士さんにも言えることだと思います。
まっすぐな子ども達と接しているとき、自分の考えや感情に素直でいられる先生は、
周囲にストレートにポジティブな影響を与えています。
私の仕事の一つは、先生方をこの「自己一致」に近づけることだと思います。
言葉では簡単ですが、私自身、意識をしないとついふっと
別の感情が湧いてくることがあります。
やっかいなのが、「自分をよく見せよう」という”見栄”。
これは時にはハングリー精神となり、行動への原動力になるので、
私が大事にしたいものでもありますが、
セッション中は、封印!
私生活ではグダグダですが、セッションにおいては、「鏡」になれるように
自己一致を意識しています。
思いは一つ。幸せな保育士さんが一人でも増えますように。
一人の保育士さんが幸せになったら、
そこに関わる子ども達も幸せになっていく。
幸せの輪を伝えていけるのも、保育士さんの仕事の魅力です。
この保育士さん一人一人をハッピーにする「セルフ・キャリアドック制度」。
もっと保育園さんに知ってもらいたいです。