M'sキャリアラボ*キャリアコンサルタント 谷口 真紀 オフィシャルサイト

【受付中:北欧流外遊びのススメ】ーなぜ”外遊び”なのか③

今日も秋晴れ。何気ない日常のありがたさをかみしめています。
こんにちは。M’sキャリア・ラボの谷口真紀です。

子どもに関わる全ての方を対象とした、外遊びが学びにつながる
基本知識とスキル習得のワークショップ

「北欧流外遊びのススメ」(11/17,18,19)

現在参加申し込みを受付中です。

研修講師兼キャリアコンサルタントの私が、なぜこのワークショップにこだわるのか。

私は、先生としてではなく、外部のコンサルタントとして保育園・幼稚園に関わっています。

その中で、子ども達がこれから生きていくための力の基礎・土台を築くのは、
「外遊び」が一番効果的で、効率が良いと少しずつ確信を深めてきました。

このワークショップの準備の真っただ中の2か月間に千葉県を3度も襲った天災。
自然との共存はこれからもっと重要性を増し、その教育は、生きる力をつけることそのものです。

この2か月を振り返って自分のやっていることに確信を深めている私ですが、
幼少期の遊びの重要性を意識し始めたのはこの業界へ転職してすぐのことでした。

約15年前の話です。

私のキャリアコンサルタントとしての最初の職場は、ある大学の就職支援室でした。
そこには、学業で大変優秀な成績を収めた学生さん達が集まっていました。

そんな方達の就職支援をする中で、時折、
「やりたいことが何もない」という学生さんにお会いすることがありました。
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「自分で決めて、やり遂げたこと」が思い出せない。
全部親の言う通りにやってきたら、ここまで来れた。
次に何をすればよいのか、教えてください。(言われたことは、うまくやれる。)
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こんな内容のことをおっしゃっていました。

幼い頃まで遡って楽しかったことや嬉しかったことを聞いても、
「思い出せない」「忘れた」という返答が多かったです。
(私の力不足もあったと思いますが・・・)

幼少期の豊かな遊びがある方は、こういう質問にも
生き生きと、楽しそうに語ってくれることが多いです。

国立青少年教育振興機構の調査報告書
「高校生の生活と意識に関する調査報告書-日本・米国・中国・韓国の比較-」の中の、
「体験活動と自己肯定感の関係」からの抜粋です。
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●自然体験を多くした者は、正義感・思いやりのある行動も多い傾向がある

●自然体験を多くした者は、自尊感情が強い傾向がある

●自然体験をよくした者は、自主自立の意識が強い傾向がある

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という結果があります。
詳細なデータは、以下のリンクから見ることができます。
http://www.niye.go.jp/kanri/upload/editor/98/File/14.11.pdf
統計的な研究ですが、先の大学生のように幼少期の遊びを尋ねても答えられない方は、
「自尊感情・自主自立の意識」というのも不十分な方が多い印象を受けました。

この力を身に付けるために、自然体験は、手っ取り早いということでしょう。

なぜ自然体験で、このような傾向が現れるのか。
自然体験というけれど、ただ外で遊ぶだけではなく、何が作用しているのか。
私の感覚では、人工物ではなく自然のものを相手にした方がこういった力が養われるというのは
理解できるのですが、明確なエビデンスが、どこかにないかなーと探しています。

11月開催の「北欧流外遊びのススメ」は、野外での活動の時に、大人の小さな関わりで子ども達に考えさせたり、興味を湧き立たせるきっかけをつくる活動をご紹介します。

まだまだ空席があります。
11月17日(日)市原市(お子様連れOK)
11月18日(月)市原市(会場が保育園の園庭のため、お子様同伴はご相談ください)
11月19日(火)市川市(会場が保育園の園庭のため、お子様同伴はご相談ください)

全国をまわり「野外で授業」ワークショップを開催している北海道の
当別エコロジカルコミュニティーの山本幹彦氏を招致しています。

「北欧流外遊びのススメ」 現在受付中です。お申し込み・お問い合わせはこちらのページからどうぞ。