バリキャリママの失敗談

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子ども・子育て支援新制度の成果で、0・1・2歳対象の小規模保育園が増えています。
乳児を保育園に預けやすくなりました。

0歳からの保育や長時間保育が悪いとは言いませんが、
預けるにあたって、気を付けるポイントがあると思います。

大変恥ずかしい話です。私の子育て失敗談。

大手企業総合職だった私、初めての出産後も、当然、「キャリア」を諦めるという
選択肢はなく、保育園に入れるようになったらすぐに復帰するつもりでした。
結果、産後5か月でフルタイム勤務に戻りました。

子どもは、最初は認可園に入れず、無認可園でした。
保育園さえみつかれば、出産前と同じように働けると思っていました。
当たり前ですが、そうはいかず。残業は一切できず、出張もいけず。
子どもは病気ばかり。ここまでいっても、まだまだ子どももキャリアも諦められなかった私。
保育園を辞めて保育ママに切り替えて、ようやく安心して仕事に戻れる環境になりました。
頼れる保育ママさんとその一家のおかげで、たまにお泊りもさせてもらい、
出張も、残業も以前ほどではないけど、できるようになりました。

この時、長時間保育をした日は、子どもへの「関心」が薄くなるなぁ、と自分でも
気づいていました。
今日何を食べたのか、この子は何に喜んだのか、何ができるようになったのか、
そういうことへの関心が、薄くなっているように感じたのです。
可愛い可愛いわが子には変わりないのですが、残業で夕飯も食べさせてもらった日は、
夜、寝かしつけているときに、ふと「同居人」のような
感覚になったことを覚えています。
ちょっとまずいかな?と思いました。

そんな幼少期を過ごし、そして年少さんになり、保育園へ移りました。
最初の1年は、順調でした。

そして、それは、年中に進級した時に、突然やってきました。

朝、保育園に送っていってバイバイする時に、泣き叫ぶようになったのです。
最初は新しいクラスが嫌なのかな?何かあったのかな?と思っていましたが、
すぐに、いつもと違うことに気づきました。

子どもは、恐怖の表情をしていました。
パニックのようになっていました。

すぐにピンときました。「分離不安」の症状でした。
赤ちゃんの時に母親である私との愛着がしっかりと形成されていなかったことが原因です。

私が幸運だったのは、身近な友人が同じ経験をし、克服してきた経緯の
一部始終を見てきたことでした。

彼女は、子どもが小学校に上がった時に「分離不安」の症状が出たそうです。
その時の小1の担任の先生が、まさに神対応をしてくれました。

「この子は、お母さんと離れるのが不安なのです。お母さんはずっと一緒にいてください。
学校に一緒に来て、下校までそばにいてください。会社は休んでください。」と。

そして、上司もまた神対応
介護休職が使えることを調べてくれて、長期休職を許可したのです。
先が見えない、いつ治るのか先の見えない状態で、上司の決断。

まだ若かった私は、そんなことで介護休職?上司が許可?担任の先生も
仕事休めって、そんな無責任な!?と内心思ってました。

ですが、、、

結局、1か月ぐらい友人は会社を休んでいたでしょうか?ある日担任の先生が、
「もういいです。お母さん明日から来なくても大丈夫」と言われ
半信半疑で送りだしたら、付き物が落ちたかのようにすーーーっと
離れて行ったそうです。

この一連を見てきた上で、今度は私の番でした。
最初は仕事を1日休んだりしていましたが、いつもと違うと気づいたとき、
最終的に私が下した決断は、仕事を辞めることでした。
すでに転居を伴う退職を予定していた次期であったため、予定を少し早めてもらうだけで
済んだことも、幸運でした。

その後は、まる3か月は家にいて、転居、転園となりましたが、
この「分離不安」の症状が完全に抜けた!と感じたのは、
結局1年以上後でした。

ある日突然自分から、「もう大丈夫だよ」と言って、私の手を振りほどいて
教室に入っていったのです。

あ、終わった。

と感じました。

間に合ってよかった。

今だから、思います。

小学校低学年ぐらいまでなら、まだ間に合います。

小学校高学年以上になると、愛着を取り戻すのにかなりてこずると感じます。
中学校以上になると、「不登校」などの症状になり、さらに長期化すると
家族みんな、心身ともに疲弊していきます。

もう一度言います。
0歳からの保育が悪いのではない。
長時間保育が悪いのではない。

子どもへの関心が薄くなることが、悪いのです。

今は、生活のためや、家庭の事情などで様々な理由で
0歳から長時間保育をせざるを得ない家庭もあります。
ですが、保育士さんは
保育のプロ
であって
子育てのプロ
ではありません。

キャリアの中断は確かに恐ろしいです。ですが、職業人生約40年のうちの、ほんの少しです。
私は結局仕事を辞める決断をしましたが、上述の友人は、ずっと続けています。
今、仕事よりも子どもに重点を置くことで、その後長く勤め続ける基礎を築くことができると
考えると、ほんの少し、キャリアトラックの外に出てみることもアリだと思います。

私の第2子は生後4か月から預けましたが、この経験から、預ける時間が長くても関心と
愛着を心がけてきました。結果、分離不安は起こりませんでした。

子ども達が大きくなった今だから言える話。

今子育て真っ最中のママ。ワーキングママ達に、知っておいてもらいたい、私の失敗談です。