日差しがだんだんと暖かくなってきました。
桜のつぼみも少しずつ膨らんできて、春の兆しにワクワクしてきます。
こんにちは。
キャリアコンサルタントの谷口真紀です。
不定期掲載の園長先生の知恵袋シリーズです。
小学校教員歴30年以上、学校現場での子供たちの成長をわが事のように語る先生。
今回は、なんと、そんな先生お二人の対談にご同席させていただきました。
その対談から、一部をご紹介・・・
幼児期は、これから始まるたくさんの学びを吸収していく土台を作る時期。
赤ちゃんから始まり、大人になるまで、生きていくために必要なスキルや知識、そして
ものごとを捉え吸収する姿勢。その基盤は、幼児期に作られます。
学校の授業では、先生が子ども達にわくわくさせる問いかけをします。
わざと間違った答えを言って、生徒に「えーー!」と言わせたり、
考えさせたりすることもあります。
幼児期も同じです。
子どもが自分から「なぜだろう?どうしてかな?」と疑問を持つことが大事なのです。
そのためにも、子どもから「なんで?」と聞かれていつもすぐに答えを言ってしまうと、
せっかくの思考力を養うチャンスを逃してしまいます。
もっと言うと、その答えは先生の答えであって、その子にとっての答えではない場合もあります。
子どもに関わる先生たちは、この”発問のスキル”も、磨いています。
園庭で遊んでいるときも、なんでだろうね?という先生の一言で、子どもたちの表情が変わります。
こんな関わりの積み重ねが、保育園の毎日なんですね。
このやり方は、家庭でも使えそうです。
なんでも親がやってあげる、教えてあげる、ではなく、自分でやってみて、考えてみる。
一生懸命考えているときの子どもの表情は、ドキッとするほど大人の顔。
一人のパーフェクトな人間なんだなと思う瞬間です。
